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ストーマ・肛門専門外来

担当医師: 浜田史洋

概要

当専門外来では、ストーマ(人工肛門)患者さまと肛門疾患患者さまの診療を行っています。

ストーマ(人工肛門)造設後のケアなど

俳優の渡哲也さんが人工肛門をつくる大腸の手術を受けられてから、「人工肛門」という言葉もマスコミを通じて広く知られるようになりました。昨今、大腸がんは増加の傾向にあり、当院でも人工肛門造設手術を受けられる方が増えてきました。

入院中は看護スタッフとともにきめ細やかな対応を行っていますが、退院後、外来診療に移行すると患者さまの相談に対応する場がないということで、平成14年4月から「ストーマ・肛門」の専門外来を行っています。

人工肛門に用いる装具の進歩は著しく、患者さまの負担を軽減する工夫も随所に込められています。主に装具の相談、皮膚障害の対応、装具交換の問題点の相談などを行っています。

ジオンによる痔核注射療法

痛くない痔の治療を目指して、新たな内痔核治療法として認可された「ジオン療法」を行っています。

これまでは痔核治療は手術療法が主体で、他の薬剤による硬化療法も認められていましたが、非常に専門的な技術を要し、副作用も強いため一般的な普及をみていませんでした。今回認可された治療法はもともと中国で開発され1979年に中国で正式な薬品に承認された「消痔霊」を日本の薬事法に適合させた「ジオン」を使用するものです。

ジオンは組織に炎症を引き起こし痔核の血管を消退させる効果があります。炎症を強く起こすと組織障害を誘発するため、施設認可ではなく、医師個人に使用の認可が与えられるシステムになっています。前提条件に肛門疾患に対する知識と経験をもつことと、使用前に講習会の受講が必須要件とされています。

無痛に近い痔核治療を目指しているため、仙骨硬膜外麻酔を用います。そのため、1泊入院治療を原則にしています。麻酔により処置中、処置後に痛い思いをしていただくことはほとんどありません。本当に治療が行われたかと拍子抜けされるほどです。むろん、すべての痔核がこの方法で治療できるわけではありませんが、この治療は患者さまの負担の軽さから、新たな治療手段として今後も普及していくものと考えています。

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