現在、全国で約26万人の方が透析医療を受けておられますが、当院の血液浄化療法センターでは、約120人の方が維持透析を受けています。かつては、人工透析は特殊な治療であり、施行可能な施設も限られていました。しかし、現在では透析施設も増加し、安全に行える治療として一般化しています。そのため、長期間透析を受ける患者さまが増加しており、長期透析に伴う合併症も問題となり、透析医療も質が問われる時代となってきました。
当院では、患者さまが安全に、合併症なく、元気に透析生活を過ごしていただくために、透析の質を高めることにも力を注いでいます。例えば、透析で使用する水が良質なものを維持することが合併症の予防には重要ですが、当院では特殊なフィルターを使用して清浄な水を供給するなど、患者さまの目には見えないところにも心配りをしています。
現場では、腎臓・透析専門医、消化器病専門医、糖尿病専門医、外科専門医、整形外科専門医などの医師、看護師、臨床工学士、管理栄養士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなどが協力して、患者さまが快適な透析生活を送られるようにチーム医療を行っています。
血液透析以外にも、閉塞性動脈硬化症や難治性ネフローゼ症候群に対するLDL吸着療法、炎症性腸疾患に対する吸着療法といったアフェレーシス治療と呼ばれる、各種の特殊な血液浄化療法にも対応可能です。