今年は15名の新人たちが入職してきました。
毎年、「桜の花」と「新人たちの熱いまなざし」を見ると、こちらまで元気になります。
そんな時、私は、看護師として彼らに何を伝承できるのかを考えます。

桜の写真

先日「看護を語る会」を行いました。
私が看護を語る場面はありませんでしたが、この研修のおかげで、自分なりに
看護師としての記憶を振り返る機会になりました。

 

私の看護師としてのスタートは内科病棟でした。
当時、ナースステーションの隣の病室には、脳出血の後遺症で寝たきりの男性が入院していました。

今でも、はっきりと思い出せます。

ただ、チューブで栄養を入れられ、褥創予防のために体位変換が2時間おきに行われていました。その人が、どれほどのことを認識していたのかさえ、未熟な私は考えもしませんでした。

私が振り返った記憶は、若い頃の未熟さと、今とはかけ離れた医療の質、後悔することばかりでした。しかし、後悔があるからこそ、私たちが大切にしてきた看護への思いと実践力を受け継ぐ人を育てたいと、強く思います。image003

ゴールは見えませんが、私たちの看護理念は「やさしさ・安心・心に届く看護」です。
一人ひとり進むペースは違っても、目指すところは同じはずです。

 

         2017年5月11日 看護部長 比江島文江