私には、現在、「なぜ・なぜ期」に突入している孫がいます。
かれこれ1年近く「なんでー?」を繰り返しています。
誤魔化さず、2歳児が理解できる言葉での説明は、かなりの難題です。

さて、先日その孫たちと車で出かけた際の出来事です。

眠くなった5歳児がわがままになり、怒ったオジイさん(私の主人)は、途中で自宅に引き返すと言い出しました。

5歳児は泣きながら、車の中で眠ってしまいました。

始まったのが、2歳児の質問です。
「なんでー、オジイちゃん帰るん?」
繰り返される質問に怒り収まらず、表情をこわばらせたままの、主人です。

私は思わず、「あのね、オジイちゃん、ぷんぷん丸になったのよ。」と説明しました。

すると、「ぷんぷん丸」が、2歳児の語感にはうけたらしく、「オジイちゃん、ぷんぷん丸」を
笑いながら、繰り返す2歳児。

いつのまにか、主人の怒りも収まり「ぷんぷん丸」を繰り返していた2歳児も眠ってしまいました。

私は、経年の浅いナースにも「なぜ・なぜ期」があってよいと思います。
しかし、その前段階として、自分が大切にされ、認められているという認識がなければ、
医療現場で若いナースは言葉や態度にすることはできません。

それを引き出すには、まず若いナースとの関係性を良いものにしていることが必須です。
関係性は日々の積み重ね、一日にして築けるものではありません。

 

緊張を解き、関係性を築くのに有効なコミュニケーションのスパイスが「ユーモア」です。
ただしこのスパイスは、タイミングと量がとても微妙なので、
使う先輩ナースのセンスが問われます。

 

2018年9月7日 看護部長 比江島文江