最近、動物虐待など他人の問題行動を動画で撮影し、問題提起しているニュースが頻繁に配信されています。

私はネット社会の恐怖を感じてしまいます。
動画のインパクトは強烈です。
しかし、問題行動を起こしている人の動画の情報しかないフォロワーの中には、匿名性に守られ、動画よりも問題と思われる攻撃的な発信をしているものも目にします。

匿名でなければ、その発言内容はかなり違ってくることでしょう。

          

 

日本語には、会って会話することで、初めてその真意を理解できるものがあります。
動画やメールの文字だけでは、誤解を招く恐れがあることに鈍感になっているように感じます。
それと同時に、直接会話することで多くの関係が修復されたり、信頼を深めることが可能なことを「便利」という言葉が忘れさせているのでしょうか。

情報共有ツールの進歩は目覚しいものがあります。
私たち医療者は、とてもプライベートな患者さんの情報も知り得る環境にいます。
だからこそ、一般の人よりも、情報共有ツールの使用についての自己規制と倫理的判断を保つ必要があります。

そして何よりも、患者さんやご家族と交わす言葉、共有する時間を大切にすることが、私たちの仕事だと感じています。

 

2019年3月11日 看護部長 比江島文江