診療科・部門
Departments & Divisions
主に糖尿病のある人の外来診療部門です。血糖マネジメントに役立つ栄養相談や生活面でのアドバイス、インスリン自己注射や血糖自己測定の手技の習得、インスリンポンプの導入など、そのほとんどを外来で行っています。足の診察やフットケアも必要に応じて行っています。
糖尿病は現在でも完治することはできません。ただ、食事療法、運動療法、薬物療法という3つはいずれも進歩しており、糖尿病のある人もない人と変わらない人生を送ることが可能になってきています。その実現のためには経過の長い糖尿病と上手に付き合っていく必要があります。診療においては個々に応じた実践・持続可能な治療を一緒に考えていきます。
担当医による通常診療に加え、栄養相談、生活相談、血糖自己測定や自己注射の手技指導・確認、フットケアなどを必要に応じて実施しています。当院には糖尿病療養指導士の資格を持った看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、そして糖尿病看護認定看護師がおります。経験あるスタッフと、内科、循環器内科、眼科、皮膚科、整形外科など、他科の医師と協力しながら糖尿病診療を行っています。
外来糖尿病患者数:約1,050人/年
(1型糖尿病:110人、インスリンポンプ使用者数:17人・うちパッチポンプ4人)
糖尿病患者さまの血糖管理・糖尿病合併症の詳しい検査、糖尿病の正しい知識を身につけていただくことを目的に、3日間の「糖尿病短期支援入院」のプログラムをご用意しております。
対象
糖尿病を指摘されて間がなく、糖尿病について詳しく知りたい方、糖尿病合併症の評価がしたい方、血糖目標まであと一歩の方などの今後の治療をサポートいたします。
入院期間
3日間 〈1日目(木) 9:00入院 ~ 3日目(土) 12:00昼食後 退院〉
*有意義な入院とするため、糖尿病内科外来で一度入院前診察を受けていただきます。
・胸部X線検査 | ・心電図(自律神経検査含) | ・CAVI/AB |
・腹部超音波 | ・頸動脈エコー | ・腹部CT(内臓脂肪面積含) |
・血液・尿検査 | ・1日血糖測定 | ・骨密度・骨格筋量 |
費用
約45,000円(健康保険適用で3割自己負担の場合。入院前診察を含む)
*個室をご希望の場合は別途個室料がかかります。
かかりつけの医療機関からのご予約から逆紹介までの流れ
①予約
「診療情報提供書(糖尿病短期支援入院患者用)」および「診療予約票」に必要事項を記載後、地域連携室までFAXをお願いします。(FAX:084-945-3699)
*各医院の診療情報提供書での申し込みの場合は、「眼科・歯科かかりつけの有無」と「検査希望」を別途お電話で確認させていただきます。
②日程調整
入院前面談の日時を調整し、予約票および問診票2種類(外来用・入院用)をFAXします。なお、問診票は2種類とも必要事項を記載し、入院前診察の際にご持参いただくよう患者さまへご案内ください。
*入院前面談は、木曜日以外の午後3時頃を予定しています。午前の診察希望の場合は、個別調整させていただきます。
③入院前面談
入院前の診察(医師・看護師)を実施いたします。その際に入院日もあわせて決定いたします。
④糖尿病短期支援入院(木曜日~土曜日の2泊3日入院)
1日目(木曜日) | |
9:00 | 診察 病歴・持参薬・薬歴確認、尿検査 |
11:30 | 基礎代謝測定 |
12:00 | 昼食 食生活聞き取り(担当:管理栄養士) 生理検査、胸部X線検査 骨密度測定・骨格筋量測定 フットチェック/フットケア |
18:00 | 夕食 |
2日目(金曜日) | |
8:00 | 採血、腹部超音波 or CT 朝食 |
9:00 | 歯科・眼科受診 |
12:00 | 昼食 生活相談(担当:薬剤師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師) 運動療法(担当:理学療法士) 頸動脈超音波、検査結果説明(担当:医師) |
18:00 | 夕食 ※1日6回血糖測定(毎食前後) |
3日目(土曜日) | |
8:00 | 朝食 生活相談、運動相談 |
12:00 | 昼食(希望者は家族とご一緒に) 退院 |
⑤逆紹介
1週間以内に診療情報提供書等を郵送いたします。今後の治療にお役立てください。
糖尿病患者診療情報提供書(糖尿病短期支援入院用) | ||
糖尿病支援入院問診票 | ||
入院時問診票 | ||
糖尿病患者診療情報提供書(外来用) |
地域連携室
TEL:084-945-3091 FAX:084-945-3699
営業時間 平日・土曜日/8:45~17:00
●上記の業務時間は、休診日を除きます。